結局何事もない日々が過ぎていきました。
「会いに行くよ」
という言葉も社交辞令になってしまっていたんです。
しかし、私の中では既に恋心のような変な感覚が芽生えていました。
何ともいえない青春の日々のような感じです。
好きだったあの頃、思いを叶えることができなかった高校生。
とても切なく苦しい時間を思い出し、懐かしくもあり後悔もあり、
いてもたってもいられなくなりました。行けばいいんですよ。
行けば。。。
しかし!
相手は人妻、フラれた相手、しかも何十年ぶり、会ってどうする?
「好きです」
ってまた挑戦するの?
「抱きたい」
とかストレートにお願いするの?
「付き合ってくれ」
って高校生みたいに?
自分でもどうしたいのか整理するためにも、山田さんのことを
もう少し知りたいと思いました。
連絡しなくなってから1ヶ月ほど過ぎたときに、思い切ってメールを
しました。
昔のことを中心に何通もメールをやり取りしながら、あの頃の自分の
何が駄目だったのかとか 笑
誰が好きだったとか 笑
本当に高校生の恋愛話みたいなことを話しました。
その中で
「私は鈴木くんのことずっと好きだし、今でも好きだよ」
と言われました。
ずっと好きならなぜ高校生の頃にフラれたのか。
それは、進路が別々だったので付き合えてもすぐに別れてしまうから
だそうで・・・マジですか!
この辺からテンションが上がりましたよ 笑
お互いに年をとりましたが、男と女ですからねー
好きだという気持ちは変わらないし、、、
知らない人や若い人が読むと、おじさんとおばさんの恋なんて
気持ち悪いだけかもしれませんが、ハッキリ言っておきます。
年齢に関係なく「恋」はできるのです。
それが、良い事なのか悪い事なのか、そういう判断は別として
気持ちは誰にも止められないのです。
おじさんの恋が始まりました。